2013年5月4日土曜日
【モータウンな話】ここでも自由に表現できないミュージシャンたち
[コール]
何かの記事で見たんだが
キング牧師が暗殺された夜
J・ブラウンさんが暴動を拡がせないように
人々に自制を求めた行動が有名な話なんだよね
でも モータウンが何かをしたって話は聞いたことがないんだ・・・
[レスポンス]
確かに!
モータウンにだって親交の深いミュージシャンもいたやろ!
でも ジェームス・ブラウンはその後 大変やったみたいやなー
[コール]
そうなんですよ
大変といいますかっ その夜のボストンでのコンサートをあえて中止させず…
[レスポンス]
ちゃうちゃう!そんなエエ話とちゃうねん
後々 ブラックパンサー党に脅されたっちゅう話や!
[グルーヴ]
ちょっと 待って下さい!
【モータウンな話】なのでモータウンの話をしましょう^^;
J・ブラウンの話は また追々別のテーマで考えております
コールさんが言うようにモータウン所属ミュージシャンが
その“当日”何かをしたって話は私も知りません
ですがモータウンはすぐさま行動を起こしています
スティーヴィをはじめ所属ミュージシャンが11組集まって
チャリティギグを行い2万5千ドルを集めたらしいですよ
その後も定期的に続けており
ゴーディはキング牧師の録音されたスピーチを
レコード化にして1970年にリリースしています
このような一連の行動が評価されグラミーも授賞しました
ただ そのスピーチ内容は「何故私はベトナム戦争に反対なのか」・・・でした
この「何故私はーー」もアフリカ系アメリカ人が
徴兵制度などで巻き込まれた大きな問題ですけれど
白人も含まれるアメリカの全体的な問題であり
直接的な差別撤廃や雇用などのものではありませんでした・・・
モータウンとしてゴーディの出来る限界なのか・・・
たしか 映画「ドリームガールズ」のワンシーンに
ゴーディをモデルに演じたとされる
カーティス・テイラーJr.とその姉たちが雑談をしている所に
エフ・ホワイトがキング牧師のレコードを手に持って入ってくる場面があり
エフ・ホワイトがジョークを交えたシーンなのですが
そのレコードをとても雑に扱っています
マーティン・ルーサーキングJr.牧師は
彼らにとっては希望のシンボルであり英雄の筈です
違和感を感じた方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか
追記)
その背景として
1968年に入りキング牧師は「非暴力での運動」は もう古いと言われ始め 暴力を使ってでも行動するブラックパンサーなどにも押されぎみであった
キング牧師は当時の「リンドン・B・ジョンスン大統領は、歴代の大統領の中で最も黒人の為に動いている。その彼を攻撃する訳にはいかない」と考えていた。そしてロバート・ケネディ上院議員のアイデアも受け入れヴェトナム戦争に関する運動に力を入れだしました。
その行動は公民権運動から政治運動に転換したものとみなされ一部の黒人やNAACPの中からも反発があったとされる。
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