2013年5月13日月曜日
スティーヴィ・ワンダー物語 母ルラ編③
□イーストシカゴでの生活(簡単に)
ルラを迎えた父ノーブルと、継母との暮らしは2週間程。
元々父ノーブルはルラがメアリのお腹にいた頃、妊娠を知って行方をくらましたような男。
ルラを悪く言い、はなから面倒を見る気はなかったのです。
ルラはあとで知ったのですが、ルラの大叔母イロナ・モリスがヘンリーの死が北に伝えられると、
ノーブルに「あの子をひきとりなさい。それはあなたの義務であり、責任ですよ」と主張し、
もし上手くいかなかったら自分がルラをひきとると約束をしたのです。
そうして優しいイロナがルラをひきとり、しばらくうまくいったのですが、ルラは妊娠をします。
イロナは父親が誰であれあなたの大切な子だからと…かばってくれましたが、イロナの夫は地域の指導者で神に仕える身であり、(他にも理由があったが)ルラを許してくれずイロナも夫に従うしかなかった…。
それでも影でイロナの助けをかりて赤ん坊を産み、イロナはルラが働けるまでミシガン州サギノーに住む叔父の家で暮らせるようにしてくれたのです。
まもなくルラはミルトンを連れ、サギノー行きのバスに乗った。
※当然ルラは最初から父親と上手くいくことなんて思っていなかった
何年間もほったらかしていたのだから
継母のいぢわるなどや他にも色んなことがありましたが
ルラが苦難を乗り越えてこれたのは南部での暮らしが支えになっていたように思います
幼少期を幸せに暮らせた満足感や
家族を愛し そして愛されたという自信がルラにはあったのです
その南部での暮らしはとても貧しかったが
ルラはいつも周囲から可愛がられていました
ひとつには育ての親ヘンリーが小作人のリーダーで皆から慕われ 農場主からも信頼されていた人物であることも大きく
ヘンリーが70歳くらいの時にルラが誕生したので
ヘンリーの子供たちとルラとも歳が離れていて可愛がられたのでしょう
殆ど学校にも行っていなかったが
石投げをしたり苺を摘んだり蛍を追っかけたり
周りの小作人家族などと人びとの大きな輪のなかでの暮らして育ち
大家族のなかでは実の親子であろうがなかろうが関係ない環境でした
□サギノーでの生活
サギノーに来てからも色々な苦難が待ち構えていた。
ルラはもう二度とあんなことはしないと懺悔することも・・・。
ルラがサギノーにやって来た瞬間から皆の関心の的になった。
若くて美人でユーモアで もう南部の田舎娘ではなかったのです。
まもなくしてルラは街のごろつきカルヴィン・ジャドキンズに惹かれいきます。
この時ルラは17歳。
周りは反対しました 彼は街でも有名なチンピラで30以上も歳が離れた男なのです
しかしルラはどんどんジャドキンズに惹かれていき二人は一緒に暮らすようになり
そしてルラはこのジャドキンズとのあいだに二人の男の子が産まれます
カルヴィンとスティーヴィー
次回はこんなことになるはずじゃなかったサギノーからもっとよくなるはずのデトロイトへ
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