2013年5月13日月曜日
神の子
「目が見えないからと言って、心の眼が欠けていることにはならない」
by スティービー・ワンダー
厳密には産まれた直後は眼が見えていたらしいのですが
早産のために52日間ものあいだ保育器の中に入れられて
酸素を多く取りすぎたのが原因で失明したらしいです…
彼が産まれた同じ日 同様に保育器の中に入れられた女の子は死んじゃったらしく
彼はのちに「生きていられただけで幸運だと思ってるよ」語っています
それに 生まれつき盲目なので彼にとっては“見えないことが普通”であって
ただ「一度一人で留守番をしていたときに恐怖から寝込んでしまったこともあったが、それ以外見えないことが不思議だとは思わなかった。」とも言ってます
母ルーラも神様が“人とは違う”子供をを授けて下さったと
神様があの子の音楽的素養の代償として視力をお取りになさったと…
時と共に思うようになれたそうです
実際にスティーヴィーは子供の頃から
近所では“神の子”と思われる程の驚くべき聴覚能力の持ち主だったようで
普通に近所の子供たちと遊んだり けんかもしたりして
たとえばテーブルの上にコインを投げて聞くゲームなどすると
音の違いで硬貨の種類を当てることなども いとも簡単だったらしいですね
こういったエピソードは後のインターヴューなどで明らかになってゆくのですが
上記のエピソードは本当だと思いますね
だいたいスティーヴィーのデビュー当時は
“天才少年”を強調するためにモータウンの広報が話を作り上げることもあり
スティーヴィー自身もユーモラスに答え はぐらかすことも(^^;)
少なくとも ご本人は眼が見えないことをハンディキャップとは感じていないと思うのですが…
アルバム「ファースト・フィナーレ」のジャケットの絵にあるように
幼年期を隠しているのは 心に傷を残していることを意味し
それが家族のことなのか その時代背景なのかはわかりません・・・
眼が見えない分 聴覚が発達していることで
“耳に入るのは何でも聴いた”と
「音楽は僕にとって世界とのコミュニケーションなんだ。」
by スティービー・ワンダー
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