2013年5月7日火曜日

1971年【その時代と音楽】


1971年 ジャクソン5の活動と平行しながらモータウンの期待を一身に受けたマイケル・ジャクソンは「GOT TO BE THERE」でソロ・デビューする

■世界では

4・17 東パキスタン軍が掌握。バングラディシュ人民共和国として独立
5・14 連続婦女誘拐殺人の大久保清が逮捕される
6・13 「ニューヨーク・タイムズ」が米国防総省のヴェトナム秘密報告書を暴露
7・30 岩手県で自衛隊機と全日空機が空中衝突。全日空機の162人全員死亡
9・16 三里塚弟2次強制代執行で警官3人が死亡
10・25中国の国連復帰が決定


□音楽

キャロル・キングなどシンガー・ソングライターが人気に。


ポール・マッカートニーが妻リンダらとウィングス結成。


ジョン・レノンは『イマジン』を制作しヨーコと共にニューヨークに移り住むことに
※1980年12月6日インタビューでは=イマジンについて=「あの歌は実際はレノン=オノの作にすべきでさ、歌詞もコンセプトもヨーコから出ているんだけど、あの頃は僕はまだちょっと身勝手で男性上位で、彼女に負っているという点をオミットしちまったんだな。」

ローリング・ストーンズは自らのレコード会社を設立。


スライ&ザ・ファミリーストーン アルバム『暴動』を発表。


◇フィリー・ソウルの仕掛人

これまで保守的であったコロムビア・レコードは社長のクライヴ・デイヴィスが、モータウンの切り開いたブラック・ミュージックのマーケットに可能性を見て取っていた。1971年ケニー・ギャンブルとリオン・ハフとも思惑が一致し、彼らにフィラデルフィア・インターナショナル・レコード[PIR]を設立させ契約を結ぶ。(トム・ベルはフリーで参加)


◇日本では

天池真理、南沙織がデビュー。


◇モータウンでは

マーヴィン・ゲイの復帰作『ホワッツ・ゴーイン・オン』発表。


スティーヴィ・ワンダーはモータウンとの契約が切れ「……しばらく誰とも契約しないで、冷静に見つめ直すことに決めた……」。


□1971年とは(個人的関心事)


マーヴィン・ゲイのこと(タミーの死のショックとF・ブラザーズについては省きます)

ここではアルバムのコンセプトについて

マーヴィンは以前よりモータウンの政治的な題材を制限するやり方に不満を抱いていて

アルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』は

ゲットーで暮らす子供たちの問題から反戦を呼びかける

社会問題など幅広い題材を取り上げています

シングル『ホワッツ…』は国のために戦争に行ったのに仕事探しに苦労した弟フランキーの経験が下敷きになりました「…この仕打ちはなんだ…」とマーヴィンはまるで茶番に思えたそうです】他の説があるため訂正する予定ですm(__)m

また モータウンではシングル中心が当たり前でしたが

アルバム中の9曲はそれぞれ独立しているのではなく

テーマが途切れることなく繋がり

アルバム全体でひとつの作品になっている点は

モータウンにとってはまったく新しい試みだったようですね♪


遠くを見つめるマーヴィン…裏ジャケットには氷雨が降るなか児童公園にひとり立つ姿が写っている

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