2013年5月6日月曜日
1964年【その時代と音楽】
デビューして僅か1年後の時期を振り返り
「……ミュージシャンとしてのビートルズはこの時に死んだんだ。そしてずっとあと、僕たちは技術的に有能なレコーディング・アーティストになっていった。ミュージシャンとレコーディング・アーティストは全く別物だから。」(ジョン・レノン1970年のインタビューより)
□音楽
1964年マネージャーのブライアン・エプスタインはアメリカに向かっていた
それまで全く彼らを相手にしていなかったアメリカ最大手キャピタル・レコードは
ビートルズのヨーロッパでの活躍に驚き契約
そして発売したシングル「抱きしめたい」は2月1日全米1位に
2月9日「エド・サリバン・ショー」に出演すると視聴率72%を記録
その2日後には初の全米公演を行う
4月の米ビルボード・チャートではシングルすべて上位5位を独占する快挙となった
■1964年 世界では
7・2 米で新公民権法案成立
8・2 米駆逐艦が北ヴェトナム魚雷艇に攻撃されたと発表(トンキン湾事件)
8・4 米軍が北ヴェトナム爆撃を開始
10・1 東海道新幹線開業
10・10 東京オリンピック開幕
10・15 ソ連コスイギンが新首相に
11・3 米大統領選でジョンソンが勝利
11・9 (日)佐藤栄作が新首相に
□音楽
英ではローリング・ストーンズがファースト・アルバム「ザ・ローリング・ストーンズ」を発表し「ウィズ・ザ・ビートルズ」を蹴落とし12週連続1位を記録
イギリス・ツアーではリトル・ウォルターが参加
そしてビートルズに遅れること8ヶ月「エド・サリバンショー」に出演した
その時の出演アーティストはチャック・ベリー/マーヴィン・ゲイ/ジェームス・ブラウン/スプリームズ/マーヴェレッツなど
プレッシャーのなか最高のステージでジェームス・ブラウンにも認められる
※エタ・ジェームスがライヴ・アルバム「ロックス・ザ・ハウス」を発表
モータウンでは
マーサ&ザ・ヴァンデラス「ダンシング・イン・ザ・ストリート」全米2位
ザ・スプリームズはこの年3曲ものNo.1シングルを放ち ガール・グループのトップに
メアリ・ウェルズ「マイ・ガイ」が全米1位を記録
その後移籍
日本では 寺内タケシとブルー・ジーンズなどを中心にサーフィン・ブーム
■1964年とは
“ブリティッシュ・インヴェンション”
ビートルズやストーンズ以外にもアニマルズ/デイヴ・クラーク・ファイヴなど英ロック・バンドが米で大旋風
ストーンズもビートルズもモータウンのサウンドを研究していたもよう
ただモータウンもガール・グループを中心に負けていない
混迷の時代ではあるが 音楽は実に楽しそう
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