2013年5月16日木曜日

◆SAM COOKE



1950年代にR&Bの世界にゴスペルの要素持ち込み


'60年代のソウル・ミュージックの基礎を築いた


レイ・チャールズやジェイムズ・ブラウン


そして ゴスペル界のスターだったサム・クック


“ゴスペルと偉大なシンガー”


で触れました サム・クックについて


もう少し 話したいと思います




'40年代の後半から'50年代にかけて


ゴスペル・クァルテットは黄金時代を迎えます


その歌唱はシャウトを交えた激しいものです


10代でプロのシンガーとしてデビューしていたサム・クックは


1950年 19歳の若さで 一流ゴスペル・クァルテット


ソウル・スターラーズのリード・ヴォーカルに抜擢されます


新人ですが 歌も上手く若くてハンサムなため


女性にも注目され ゴスペルのスターになってしまいます※


宗教音楽の世界で 女性ファンを熱狂させたのは


当時でも珍しい現象だったようですが


1957年に サム・クックはゴスペルの世界を飛び出し


R&Bやホップフィールドに転向


当時はゴスペル界のスターが


世俗的なポップ界に移ることは


これまた大変にスキャンダラスな出来事です



そしてサムはポップ・シンガーとして成功するために


今までのスタイルをかえロマンティックなポップ・ソングも取り入れ


ホップ界でもスターとなりました


彼が行った事 当時は大変勇気がいりますが


ソウルミュージックに多大な影響を与えた事は


間違いありません





昨年にはサムのRCA時代のアルバムが再発売され
同時期に トータス松本さんがサム・クックのアルバムを丸ごとカヴァーした前代未聞のCD発表






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