2013年5月13日月曜日
リトル・スティーヴィー・ワンダー
[コール]
あれは確か1963年の春だったと思うよ
彼はまだ13歳になっていなかったから
実は その前から評判になっていたんだ!
リトル・スティーヴィーのステージが面白いってね
ベリーゴーディーは彼の才能を認めてはいたが
シングルを発表してもセールスが伸びないことに頭を悩ましていたらしいんだ
だけどモータウン・レヴューのステージでは観客を常に盛り上げていた
その姿を見て決断したんだろうね
シカゴのリーガルシアターのライヴをレコーディングしようと
もちろん当時では考えられないことさ
とてもリスキーな試みだったと思う
でも これが あたっちゃってさ!
アメリカのポップチャートのトップに3週間もいたんだ
モータウンにとっても「プリーズ・ミスター・ポストマン」に次ぐナンバーワンシングルってこと
これが凄いってことがわかるだろう?
えっ?!あっ ごめん ごめん
曲名を言ってなかったね(^^ゞ
それがフィンガーティップスさ!
[レスポンス]
しっとるよ!と 言うか コールゥ
関東にいってから大阪弁を忘れたんちゃうか!?
やめて~「〇〇さ」って言うのん!
でっ何やったっけ!?
そうそう そのフィンガーティップス
録音時間が長すぎて シングル発売するにあたって
確かA面とB面に分けたんとちゃうん?
そのステージのエピソードも面白ろかったみたいやな
俺は あんまし 上手く説明でけへんからグルーブ頼むわっ!
[グルーヴ]
ハイハイわかりました(^^;)
グルー[ヴ]ですけどね・・・
私も横浜に10年くらい住んでいましたので
時々変な関西弁になりますが(#^.^#)
だいたいは[コール]さんが殆ど言ってくれましたね
そのシングル発売ではパート1をA面に
そしてアンコール部分をパート2としてB面にしました
録音時間が長くて分けたようですね
司会者のMCから録音されています
そしてボンゴを叩きながら大人顔負けのスティーヴィ-のMCは観客をあおりながら
「カモン カモン イエーイ!」
バックにドラムが加わり
スティーヴィーはハーモニカ・ソロ
ハーモニカも絶好調で我を忘れたんでしょうか
延々ハーモニカに軽めのドラム
さらにはトランペットも加わりますが
「エブリバディ セイ イエーイ!」
ふたたび観客をあおります
ここからは ゴスペル・ロックになり
ノリノリのスティーヴィー
自分の持ち時間なんて知ったこっちゃないとばかりに
なかなかステージをやめようとしない
戸惑うバック奏者に焦る司会者
スティーヴィはノリノリで観客も大興奮!
そしてスティーヴィーは遊び半分で
ハーモニカで「メリーさんのヒツジ」ってやり終えると
あっオチがついた
バックもここぞとばかりに演奏を終わらせようとします
司会者も声を張り上げ終了のあいさつ!
ステージのバックでは次の出演者である
メアリ・ウェルズのバンドが慌ただしくセッティングに入っています
でも興奮状態のスティーヴィ-は ハーモニカをやめようとせず
ふたたびステージ中央に!!
いやいや 困ったのはウェルズのバンド!!
キーなんてわからず「気にすんな~全部同じキーでやっちまえ!」
しばらくスティーヴィーと観客は大興奮状態が続きましたが
たまらず司会者は更に声を張り上げて無理矢理に
「リトル・スティーヴィー・ワンダーでした」
ってこんな感じのステージ録音が全米で人気となりました♪
その後 スティーヴィーが大人になった頃に
この時の様子を振り返りTV番組で再現?しているVTRも面白いですよ(^-^)Fingertips(Live in New York)YouTube
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