2013年5月13日月曜日
リトルとは さよなら
リトル・スティーヴィーはモータウンのマスコット的存在でした
ベリーゴーディーJr.も彼の潜在能力をかっていたし
モータウンレヴューでのライヴパフォーマンスも受け
イギリスでも人気はあったのですが
フィンガーティップス・パート2以降しばらくヒット曲もなく
「彼の声は変わりつつあるし、背も伸びてきて新しい衣装も買わないといけない」
「マイケル・ジャクソンが彼の代わりになるのでは?」
「スティーヴィー・ワンダーは切るべきだ」などと
モータウン内部ではお払い箱になる危機だったようです
その一方で彼には才能があると認める人達もいて
これまでスティーヴィーの師匠的存在で教育係り兼プロデューサー
クラレンス・ポールもそのひとりでしたが
クラレンスの親心で保守的だった為か
モータウンはスティーヴィーの独自性を出すために
クラレンス・ポールからヘンリー・コスビーに制作を引き継がせたのです
ある意味スティーヴィーにとってもチャンスが与えられたわけです
ヘンリーはスティーヴィーのアイデアを生かすため
コンセプトとリズム・パターンを変え
ベニー・ベンジャミンのドラムが印象的な
“アップタイト”をリリース
この曲は見事R&BチャートNo.1に!
初のスタジオ録音によるビッグヒットとなりました
この曲以降もクラレンス・ポールはもちろん
他のプロデューサー達とも仕事が出来るようになると
頻繁にスタジオに呼ばれ
レコーディングされた曲がヒットを連発していきます
変声期も乗り越え転機となった
【Uptight(Everything's Alright)】1966年全米3位
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