2013年5月5日日曜日

【モータウンな話】モータウンと社会問題


ゴーディとモータウンは常に人種

問題には慎重な態度でした



当時は白人のレコード店主がモー

タウンのレコードを陳列したがら

なかったり

白人の客がレコードを買うのをた

めらうことのないようにとの配慮

から

初期のアルバム・ジャケットにも

気をつかっていたようです



メアリ・ウェルズの「バイ・バイ・ベ

イビー」はラブ・レターが描かれ

マーヴェレッツの「プリーズ・ミス

ター・ポストマン」は郵便受けの写

真が



その他には動物や浜辺でくつろぐ

白人の恋人たちのイラストが描か

れるなどです



モータウンの歴史に於いて注目さ

れる出来事は

1966年にスティーヴィのアルバム

「アップタイト」に収録されたプロ

テスト・ソング“風に吹かれて”

ゴーディはしぶしぶアルバムに入

れることを認めたのですが

同曲は大きな話題となるとシング

ル・カットを決定し大ヒット



次作スティーヴィのアルバム「太

陽のあたる場所」のジャケットに

はモータウンで初めてゲットーの

風景が使われることになりました



公民権運動に関わった人々は忘れ

てなく1967年のデトロイト暴動の

あとにスティーヴィは聖者に祭り

上げられるのです



それでもゴーディは人種問題など

には慎重で

このようなモータウン社内の論争

に決着をつけたのはマーヴィンの

「ホワッツ・ゴーイン・オン」になり

ます


つづく




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