2013年5月2日木曜日

【モータウンな話】映画ドリームガールズとブラック・ソウル



映画「ドリームガールズ」はモータウン・サウンドの誕生から終焉までを皮肉交じりに
そしてアメリカの音楽シーンと合わせて描いているように思われます


先ずは主な登場人物と その基となっている人物の説明から(モータウン所属以外のアーティストも含まれてます)


◆レインボー・レコード
モータウン・レコード

◆カーティス・テイラーJr.(ジェイミー·フォックス)
モータウン・レコードの創設者ベリー・ゴーディーJr.

◆C.C.ホワイト(キース·ロビンソン)
スモーキー・ロビンソン/ホランド・ドジャー・ホランド

◆ジミー・アーリー(エディ·マーフィ)
ジャッキー・ウィルソン/ウィルソン・ピケット/マーヴィン・ゲイ/ジェームス・ブラウン
◆ディーナ・ジョーンズ(ビヨンセ·ノウルズ)
ザ・スプリームズ時のダイアナ・ロス/ソロのダイアナ・ロス

◆エフ・ホワイト(ジェニファー·ハドソン)
ザ・スプリームズのメンバーフローレンス・バラード/エタ・ジェームス/アレサ・フランクリン

◆ローレル・ロビンソン
ザ・スプリームズのメンバーメアリー・ウィルソン

◆ミシェル・モリス
ザ・スプリームズのメンバーシンディ・バードソング/マーサ・アンド・ザ・ヴァンデラスのマーサ・リーブス

など


◎映画のシーンやストーリーに沿って当時のモータウンをリンクし簡単にまとめますと



映画ではベリー・ゴーディJr.扮するカーティスとその右腕スモーキー・ロビンソン扮するc.cホワイトがザ・プライメッツ(ザ・スプリームズの前身)を発掘するところから始まります





当時モータウン・レコードを設立するまではこうでした


ベリー・ゴーディJr.はジャッキー・ウィルソンの売り込みに力を注ぎました


しかしヒット曲を出すもののソングライターとして儲からないことを痛感します


そして


スモーキー・ロビンソンの協力のもとモータウン・レコードを設立しました

ベリー・ゴーディJr.はプライメッツ(後のスプリームズ)をスカウトしトップアイドルに育てあげます


当時恋人と噂されたダイアナ・ロスを全面に押し出し映画の世界にまで進出
そしてモータウンはデトロイトを離れることに…


その頃プロデューサー・チームのホランド・ドジャー・ホランドは報酬などの金銭問題でモータウンを去り(モータウン相手に訴訟をおこすまで発展)


マーヴィン・ゲイはベリー・ゴーディJr.に反対されながらも「ホワッツ・ゴーイン・オン」を発表など…


ベリー・ゴーディJr.はデトロイトの魂を捨てモータウン・サウンドの終焉を迎えさせた

まぁこんなところ(^^)



◎エピソードを含んだ劇中シーン


ジミー・アーリーとドリーメッツが「キャデラック・カー」を歌っている場面で
少しずつ人気を得て行くのたが・・・


「キャデラック・カー」が盗作されて白人歌手が歌っている

このシーンはモータウンとは関係ない有名なエピソード
“チャック・ベリー”の曲が盗作され“ビーチ・ボーイズが「サーフィンUSA」として発表されたことを揶揄している




◇次のシーンにも有名なエピソードが含まれています

カーティスが秘書を一般募集した場面でミシェルが選ばれた


ディーナに嫉妬し飛び出したエフィは

態度を改めて戻ってきたが 時すでに遅く

ミシェルが新メンバーとなっていたために モメている場面

◯エピソード
ダイアナ・ロスの以前にモータウンのNo.1スターだった“マーサ・アンド・ザ・ヴァンデラス”のマーサ・リーブスをモデルにしている

マーサ・リーブスも秘書をしながらチャンスを待っていて

モータウンのスター“メリー・ウェルズ”がレコーディングをさぼったことから代役をつとめ

H=D=Hに楽曲を提供されるなどでヒット曲を連発し一躍スターになった話が題材に!




◇このシーンは



カーティスは白人うけを狙いジミー・アーリー&ドリーメッツをマイアミに


その後ジミーはこんなのはソウルではないとばかりにステージをぶち壊します


カーティスはジミーを外し“ドリームス”単独でディーナをリードヴォーカルに据え売り出すことを決意!

それに納得いかないエフィをなだめている場面


エフィは脱退しドリームスがデビュー

◯フローレンス・バラードが脱退したエピソードが含まれています


◯解説
白人にもうける新しいサウンドを推し進めるカーティスと本物のソウルが歌えずに反発するジミー

ビジュアル重視の軽いサウンドを勧めるカーティスに対し 本物のソウルを否定され納得できないエフィ




◇感想

ここまでは モータウン・サウンドが世界中に受け入れられるにつれブラック・ソウルが失われてゆく構図になっていると感じますね


映画そのもののビジュアルと音楽で楽しめますが
モータウンのお家騒動を少しご存じの方は更に楽しめるのではないでしょうか!


つづく







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