2013年4月23日火曜日

【1972】★新たなオーディエンス獲得のために★③



1972年といえば、


10/27にスティーヴィーのアルバム「トーキング・ブック」が発売されました。


その夏のストーンズのツアーは恐らく刺激になったでしょう。


そのツアーでのスティーヴィーはストーンズと一緒にいる間は心が落ち着く時がなかったそうです。


特にミックの習慣に不満だったようで、一緒に行動することが耐えられないと…

(細かい内容は控えました…^_^;)

ミックもスティーヴィーたちに対し「…とてもあんな奴らと一緒にはいられなかった…」と発言しています。


そういう仲たがいもありましたが、ツアーも終わりに近づく頃には、


ステージ上で、スティーヴィーとストーンズとの間に素晴らしいやり取りが始まったのです。


その時の映像が一部出回っていますね。


先ずミックがスティーヴィーをエスコートしているところから始まり、


演奏はスティーヴィーの‘アップタイト’からストーンズの‘サティスファクション’をメドレ-で演る


ミックとスティーヴィーの掛け合いが見ものです。


スティーヴィーは「自然とそうなった」と言ってます。


それが、とてもエキサイティングだったため演り続けることを決め、


その後のショーに組み入れたそうです。


ツアー最後の夜は、メドレ-部分が急遽ミック・ジャガーのバースディ・パーティに変わり、パイ投げ合戦に変貌。


スのテージ上では、パイが飛び交いドンチャン騒ぎ!


パイだらけの中で‘サティスファクション’を演り、


スティーヴィーもエンジョイ!



スティーヴィーは後に、その時のことを思い出すと、


実に楽しく「イヒヒ…」と周りに話していたそうですよ。


そして、その年の暮れに、ローリング・ストーンズとスティーヴィーワンダーのパフォーマンスを含む

2枚組のライヴ・アルバムがリリースされる予定でした。


何故だか…アルバム・ジャケットのプリントまでされながら、


日の目を見ることはなかったのです。(デッカとの折り合い?…)



スティーヴィーはストーンズのツアーを貴重なステップだったと捉えています。


※何度も何度も口論したけれど、良い刺激が悪かったことを補ってまだ余りあるんだ。―――」
by スティービー・ワンダー




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